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遺伝子組み換え消費大国日本

日本で流通する遺伝子組み換え作物は8種類。

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とうもろこし、大豆、菜種、綿、てんさい、じゃがいも、アルファルファ、パパイヤである。

今回は特に使用されている種類を紹介したい。

とうもろこし

用途:

食用油、飼料、コーンスターチ、果糖ブドウ糖液糖、異性化液糖、水あめ、でんぷん、デキストリン、調味料(アミノ酸等)、醸造酢、醸造用アルコール、グリッツ、フレーク、菓子など

食用油や甘味料は遺伝子組み換え表示義務対象外。

大豆

用途:

食用油、飼料、たんぱく加水分解物、乳化剤など

豆腐、納豆、味噌には表示義務には遺伝子組み換えの表示義務があるが、大豆を原料とするしょうゆはDNA等が検出出来ず、表示義務がない。

菜種・綿

綿:

食用油


また、家畜の餌には遺伝子組み換えの表示義務がなく、それを食べた家畜や卵・牛乳・乳製品などの畜産物も表示を免れている。


他国に比べると緩い遺伝子組み換え表示義務は、2023年4月から厳格化される予定だ。

日本で流通する遺伝子組換え - 世界の裏側

消費者が求める表示の透明性

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多くの企業によれば、食品に「遺伝子組み換えでない」と表記するのは、消費者の要望だからである。

2023年4月からの改正案によれば、遺伝子組み換えが不検出時にのみ表記が可能となる。

アメリカなど規制の緩い国から輸入する食品の遺伝子組み換えでないという表示は難しい。
現在表示されているほとんど食品から表示は消え、以降は「分別生産流通管理」や「IP管理」、「IPハンドリング」表記となると言われているが、産地だけの記載、もしくは無記載になるものがほとんどだろう。

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ゲノム編集による種も問題として上がっており、検出することができないため、技術的にも法律的にも追いついてない状態だ。

ゲノム編集技術とは - 世界の裏側


遺伝子組み換え表示制度については、この改正をきっかけに誤認をなくしていただきたい。