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日本人の資金運用への考え方

2022年から高校の家庭科の授業に組み込まれる予定の資産運用。
どういった授業内容になるのかは定かではないが、日本人の株に対する考え方は徐々に変わっていくと思われる。

しかし、ほとんどの人が株と聞くとギャンブルを連想するのではないだろうか。
SNSが発達し、詐欺などにそのイメージを利用されることも少なくはない。

そのようなことを避けるためにも、株とはどういうものなのか知っていただきたい。

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株とは

株とは株式会社が発行している信用通貨のようなものだ。
会社の経営状況や今後の計画などによって価格が変動し、その会社の成長を期待して株を購入する。

日本では株は100株からしか買うことができず、1株500円で売られているものは最低50000円必要になる。

例えば500円の株を100株買ったとすると、500円の株が501円になった時、50100円となり100円の儲けが出る。
※税金・手数料は考えないものとする


長期投資や短期投資など方法は様々であるが、自分に合ったものを考えて資産運用を行なう。

株は儲けられるのか

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株を始めたい人は楽してすぐに儲けたいという気持ちがあると思うが、その考えは捨てるべきだ。

株とはハイリターンを求めればハイリスクとなる。
会社を見極めることができなければ、よりリスクは高まる。

私がお勧めするのはローリスクローリターンの投資だ。あくまで資産運用である。

仮に10万円投資したとして、月の利益は数百円程度から数千円程度である。
もちろん株価が下がれば損失もそれくらいであろう。


日本では預金をすることで戦後発展することができた。

アメリカでは投資をさせることで国を成長させている。

日本とアメリカの資産運用の教育方法の違いが、株への考え方の違いになっているのではないだろうか。




会社を知ることができる

株の投資で私が面白いと感じるのは、企業の構造が理解できるということだ。


例えば、ソフトバンクグループの子会社にはYahoo!JAPANで有名なZホールディングスがいる。

ZホールディングスがZOZOタウンを買収したのは記憶に新しいと思うが、それはソフトバンクグループの傘下に入ったことを意味する。

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2020年10月以降に経営統合すると発表したLINEとYahooについては、LINEがソフトバンクグループに買収されたということになる。

現在日本でLINE Payとほぼ同率のトップシェアを誇る電子マネー決済アプリPayPayもソフトバンクグループであり、傘下のジャパンネット銀行Yahoo!JAPANカードなどの金融事業会社6社の名称をPayPayブランドに統一した。

このように株の投資によって経済のことを学ぶことができる。

うまい話に騙されない

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株を利用したうまい話をよく耳にするが、詐欺であったり、リスクが高いものであったりする。

株で資産を増やしていくには自分で勉強して経験してみるのが1番の近道かもしれない。

泡銭に釣られず、知識を身につけ長期的な株の投資をしてみてはいかがだろうか。