遺伝子組み換え豚
筋肉の肥大化した豚
このカンボジアで飼育されている豚だが、遺伝子組み換えによって誕生した豚であると考えられている。本来であれば、筋肉を肥大化させないようにミオスタチンによって抑制されているのだが、それを遺伝子組み換え技術によってミオスタチンを抑制し、誕生したのではないだろうか。
2018年韓国の研究チームが遺伝子組み換え豚によって、1頭の豚から今まで以上に食肉をとることができるようになったと発表した。
しかし、ミオスタチンを操作するとアキレス腱などの骨格筋を骨に結びつける組織が脆くなり怪我をしやすくなることも報告されている。
品種改良で肥大化した牛
突然変異でこの様なことが起こることもあり、ゲノム編集などとの違いがわからない点も議論されるところである。
倫理的な問題や、安全性を危惧する声が上がっているが、農家への技術の販売は行われている。
食卓にこれらの肉が並ぶ日も近いかもしれない。