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ゲノム編集技術とは

遺伝子組み換え技術とは

組み込みたい遺伝子を、受け手となる生物に導入する技術。全く類似しない別の遺伝子を導入することができるため、自然界では起こりえない生産者や消費者にとって有能な品種を作ることが可能となった。

しかし、どの遺伝子に組み込まれるか分からず、成功率も低い運に頼った技術だと言われている。

そのため、遺伝子組み換え作物との交配による生態系への影響や、安全性が曖昧であるとの批判が多い。

ゲノム編集とは

ゲノムとは生物が持つ全遺伝子情報のこと。
現在、多くの生物のゲノムが明らかにされている。そのため、そのゲノムを切り貼りし、狙った性質の遺伝子だけを編集することができる。

自然界で起こりうる突然変異に似ており、医療の分野でも治療に応用できると言われている。


遺伝子組み換えのメリット

生産者、消費者にとってメリットのある効果の遺伝子を組み込むことによって、コストカットやアレルギー問題の解決策の1つとなった。

デメリット

・どの遺伝子に組み込まれるかわからないため、突然変異も起こりうる。
・消費者にとって有害な成分が組み込まれていると危惧されている。
・安全面が完全に立証されたものでない。
・倫理的な問題。




ゲノム編集のメリット

・狙った遺伝子に目的の遺伝子を挿入することができる。
・自然界で起こりうる突然変異と似ている。
・狙った遺伝子を切り取ることができる。

デメリット

・倫理的な問題。
・区別が難しい。
・新しい技術のため、安全性が確立されていない。
・区別が難しいため、悪用されるリスクがある。

などが挙げられる。

ゲノム編集された女児

2018年11月に中国の科学者がDNA配列を自由に入れ替えることができる技術『CRISPR-Cas9』を使って、HIVに耐性を持つ双子の女児を誕生させた。
倫理上の問題があるという批判が多く、人体実験であるという声も上がっている。

デザイナーベビーが受け入れられる時代になれば、恐らく遺伝子格差なるものができるだろう。

今後どうなっていくのか

今後、安全性のより高いゲノム編集が世間から注目されていくと思われる。

食品へのゲノム編集表示義務等について法整備がされていくと考えられるが、ゲノム編集であるかどうかの判断が難しいため、私たちは知らずのうちに食べているかもしれない。